ファクタリング

別の角度から眺めた私は、目の前にある聖母マリア大聖堂の威厳に打たれた。 この2つがこれほど近くにあることも、ましてや悲しみの聖母大聖堂がこれほど高いことも知らなかった。 ファクタリングは建築が好きなので、訪れる先々で象徴的な教会を必ず訪れるようにしている。

聖母マリア大聖堂は、オーストラリアで最大かつ最古の宗教的建造物であり、オーストラリア・カトリックの最高霊廟である。 私がこれまで見てきた教会の中で断トツに美しく、青空を背景に教会全体が独特の神聖さと栄光を放ち、見る者を惹きつけてやまない。
さまざまな色合いの黄色い砂岩の石組みが、午後の太陽の光を浴びて黄金色に輝いている。 よく見ると、レンガのひとつひとつに独自の模様があり、木の年輪のように経年変化が刻まれている。 尖ったアーチのゴシック様式は、ヨーロッパの中世の大聖堂の建築様式を彷彿とさせる。 空に向かってまっすぐに突き出た尖塔の直線と鋭角は、その硬質な一面である。 一方、建物の柔らかさは、流れ落ちる円弧、左右対称の花模様、繊細な彫刻に反映されている。 この強さと柔らかさの組み合わせが、悲しみの聖母教会の特徴であり魅力なのだ。
私が教会を愛する主な理由のひとつは、その完璧なシンメトリー、複雑なライン、光と影が織りなす夢のような色彩、そして角度を変えることで、いつも新たな美しさを発見して驚かされるという事実である。 これらすべてが私にとって万華鏡のような魔力を持っており、観察すればするほど、めまいがするほど酔いしれる。 そしてそれは、教会に足を踏み入れた瞬間に明らかになった。

聖母マリア大聖堂の内部は、深く広大な丸天井のようである。巨大な丸天井のドームが柱に次ぐ柱に支えられ、おとぎの国のような広大で遥かな空間に広がっている。 金の華麗な装飾がぎっしりと絡み合い、床には色とりどりの破片が散らばっている。見上げると、ステンドグラスの見事な職人技に感嘆する。それぞれの窓には聖書の物語が描かれており、登場人物や情景はとても生き生きとしていて、夢の中にいるような気分になる。

再びゆっくりと進むと、背の高い広々とした空間は実に芸術的なデザインで覆われている。例えば、交差する天蓋の曲線は視覚的な広がりを与え、ローマ時代のまっすぐな円柱は神聖さと厳粛さを強調している。

座ってしばし静寂に浸り、再び目を開けると、部屋を囲む天窓から差し込む陽光が天からの光のようで、心のほこりを払い、気分を明るくしてくれる。 宗教はなくとも、悲しみの聖母マリア大聖堂には、心の最後の闇を照らすに足る聖なる力が満ちており、だからこそ多くの人が好んでやってきては、しばらくの間、この教会に座っているのかもしれない。
カテドラルには有名な地下聖堂もあるが、お金を払って中に入ろうとする人はほとんどいない。教会にいる多くの人の中で中に入ったことがあるのは私だけのようだ。 ファクタリング中には奇妙な建造物もなく、それほど大きくもなく、芸術探索に燃える私にはあまり魅力的ではなかった。

しかし、下を見ることなく、床のタイルに隠された秘密があることに気づいた。床は、色とりどりの瓦礫を細部まで丁寧にはめ込んで作られていたのだ。 紹介文をよく見ると、地下聖堂の繊細さはマロゴ神父の床模様にあることがわかった。この模様は創世記をテーマに、風景、鳥、人々の誕生と発展を記録したもので、それぞれのイメージの精妙さが印象的だった。

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