●ローマクラブ(2016年3月26日 (土) 02:46 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』
ローマクラブ(Club of Rome)は、スイスのヴィンタートゥールに本部を置く民間のシンクタンク。
発足
イタリア・オリベッティ社の会長であったアウレリオ・ペッチェイ(Aurelio Peccei)とイギリスの科学者で政策アドバイザーでもあったアレクサンダー・キングが、資源・人口・軍備拡張・経済・環境破壊などの全地球的な問題に対処するために設立した。世界各国の科学者・経済人・教育者・各種分野の学識経験者など100人からなり、1968年4月に立ち上げのための会合をローマで開いたことからこの名称になった。1970年3月に正式発足。1978年にFEMAを設立。「環境保護主義者」を動かしているのはローマクラブの代表機関であるアスペン研究所であり、彼らがアトランティック・リッチフィールドやその他の大手石油会社から莫大な資金援助を受けている。
著名な会員
・ミハイル・ゴルバチョフ – 元ソビエト連邦共産党書記長。
・ワンガリ・マータイ – グリーン・ベルト運動の創設者、ノーベル平和賞受賞者。
・エメカ・アニャオク(Emeka Anyaoku)- 前WWF総裁、元イギリス連邦事務局長(Commonwealth Secretary-General)。
・ヘイゼル・ヘンダーソン – 未来学者、進化経済学者。
日本人の名誉会員
・緒方貞子 – 国際協力機構(JICA)理事長。
・池田大作 – 創価学会名誉会長。
・松浦晃一郎 – 国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)第8代事務局長。
日本人の準会員
・榊原康寛 – ゼリ財団 パン・パシフィック代表理事。